2016年弁護士ワールドカップを振り返って

今年5月のスペインでのサッカー弁護士ワールドカップに出場後、多くの方から日本チームの結果について聞かれることがあり、今後この大会に参加を考えている若い弁護士のためにも、大会の雰囲気を知ってもらうために、ブログに書いておいた方が良いのではないかと思い、大会から半年以上が経過したこの時期ではありますが、記録を蘇らせて、大会のことを振り返ろうと思います。

 

弁護士ワールドカップはフランスの弁護士が企画し始まったもので、今年の大会で第18回目になります。
2年に1度、主にヨーロッパで開催され、世界中から、法律家(弁護士、検察官、裁判官)だけで作られたチームが参加する大会です。

私は2008年の第14回大会から連続して大会に出場しており、2008年はスペインのアリカンテ、2010年はトルコのアンタルヤ、2012年はクロアチアのロヴィニ、2014年はハンガリーのブダペスト、2016年はスペインのラ・マンガの大会に参加し、今回で5回目の出場になります。

大会期間は8日間で、最初の3日間で予選リーグを行い、そこで上位に入ると上位トーナメントに進み、上位に入らないと下位トーナメントで順位決めをします。トーナメントは予選リーグ後の中1日の休みを経た後4試合行うことになります。

近年は大会に参加するチームが増えており、今大会では、年齢制限のないクラシック、35歳以上の方が参加するマスターズ、45歳以上が参加するレジェンド、5人制のサッカー(フットサルのようなもの)の4つのカテゴリーがあります。

クラシックの大会には、例年40チーム位が参加しています。今大会は、全部のカテゴリーを合わせると100チーム以上が大会に参加しており、年々大会の規模が大きくなってきています。

さて、今大会での日本チームの結果は次の通りでした。

 

予選リーグ

(1試合目)日本対アルジェリア  1-3
(2試合目)日本対トルコ     2-3
(3試合目)日本対ブラジル    0-4

 

予選リーグは最初の2試合はある程度手ごたえもありつつも惜敗し、3試合目は、完敗でした。なお、ブラジルチームは、その後のトーナメントを勝ち進み、今大会に優勝したチームです。

予選リーグで3敗したことで、下位トーナメントに進み、残りの4試合を戦い順位決めをすることになりましたが、トーナメントでの試合結果は次の通りでした。

 

トーナメント

(4試合目) 日本対中国     7-0
(5試合目) 日本対インドネシア 6-0
(6試合目) 日本対モロッコ   5-0
(7試合目) 日本対イタリア   0-0(PKはなく、引き分け)

 

最終的に日本チームは3勝3敗1分けという成績であり、大会の25位という成績になりました。

予選リーグでの対戦相手は、優勝したブラジルチームがいたこともあり、他のチームのレベルもそれなりに高く、ブラジル戦以外は、勝てる可能性を十分に感じながらも負けてしまうという残念な展開ではありましたが、ヨーロッパやアフリカのチームとも互角に戦えるようになってきたという手ごたえはありました。

予選後は下位のトーナメントということもあり、アジア勢との試合も重なり、最初の3試合は圧勝することができました。

アジアの中では日本は強いチームになってきており、この辺りは、本物の日本代表と立ち位置が似ているという感じがします。

最終戦は、イタリアとの試合で、それまでの3試合とは違い、かなり緊迫したゲームになりましたが、結果、お互いチャンスを決めきれず、0-0で終了しました。勝てなかったのは残念ですが、ヨーロッパの強豪国相手に互角に試合ができ大会を終えられたのは、日本チームにとって少なからず自信になったと思います。

私の個人的な成績ですが、FWで全試合に出場し、トルコ戦で1点、中国戦で3点、インドネシア戦で1点、モロッコ戦で1点を取り、大会通じて6得点でき、大会の得点ランキングで4番目に入ることができました。(個人的には過去最高の成績です)

また、過去4回出場した大会との通算得点が17得点となり、これまで先輩弁護士が持っていた記録を抜き、日本人では最多得点記録者となることができました。

大会出場時点で私は35歳だったのですが、35歳になっても日々トレーニングを継続すれば世界大会で活躍することができると実感できました。

最近では私の同年代でもまだ現役のプロで活躍している選手もいます。

先日のCWCでは私より年上の小笠原選手、曽ヶ端選手がレアルマドリードとの試合で活躍し、中央大学の同級生である中村憲剛選手は今年のJリーグMVPを受賞するなど、まだまだ自分も努力すればやれるんだなと勇気付けられています。

 

この大会に参加するようになって、サッカーを通じて、世界各国の弁護士と交流することができるようになり、特に近年ではFBなどの便利なツールがあることから、以前よりも他国の弁護士との交流をすることが容易になっています。

私は自分が弁護士になった際、弁護士になるような人は運動ができないような人が多いのではないかと偏見をもっていましたが、実際に日本の弁護士の仲間とサッカーをするようになり、文武両道で頑張っているチームメイトが非常に多いことから驚いた記憶がありますが、世界大会に出るようになると、海外で大会に出てくる選手の中には、元プロ選手がいることも珍しくなく、中には、各国の代表で活躍していたような選手もいて、とても驚きました。文武両道のレベルが日本とは桁違いなのだと感じます。

2014年のハンガリーの大会のとき、35歳以上のカテゴリーで大会に参加していたイタリアチームとホテルが一緒になったことから、その縁もあってイタリアチームのキャプテン(愛称toto)と仲良くなり、大会後も家族を連れてローマの自宅に遊びに行くなどし、今でも交流を続けています。

当時のイタリアチームは大会で優勝をしており、チームにはtotoともう1名Fabio pecchiaという選手の2名が元プロ選手でした。

Pecchiaは現役時代はナポリやユベントスでプレーし、ユベントス時代ではレギュラーとして、ジダン、インザーギ、デルピエロらと共にプレーをしていた選手でした。

Pecchiaは現役引退後、イタリアの大学に進学し、弁護士資格を取得しています。

大会参加当時はナポリでベニテス監督の下、セカンドコーチを務めており、大会後にはベニテスがレアルマドリードの監督に就任したことから、ベニテスが解任されるまで、レアルマドリードのセカンドコーチとして活躍していました。

現在は、イタリアのベローナというチームの監督を務めています。

世界の弁護士にはこんなにも凄い人がいるのだと驚くとともに、日本にいる自分の感覚で物事を小さく考えてはいけないのだと感じるようになりました。

今では日本の若い弁護士に積極的に大会に参加するよう声をかけ、世界の広さを感じてもらいたいと思っています。もちろん、自分自身もこれからもトレーニングを続け、体が動く限り大会には参加し続けたいと思っています。

今後の目標は日本チームが弁護士ワールドカップで優勝できるようになることです。

弁護士ワールドカップの存在は、まだまだ日本では認知度が低いですが、とても素晴らしい大会であり、若い弁護士や、サッカーをやっていてこれから弁護士になろうと考えている人達には、こんな素晴らしい大会があるのだと知ってもらいたいと思います。

 

弁護士 小沼正毅

 

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